Haradiary

大学院生が研究をしながら週間記録をつけています。

2019.07.03

去年の夏の、メモ
 
 
 
 
 
サイエンスゼロが神回だった。
 
話は人とイヌの関係について。
前半は、イヌがかなり人の気持ち等を読み取れるんだよという話。
例えば病院で働く犬(子供と遊ぶ係)。やんちゃな男の子達とは元気に遊んで、大人しい女の子達とは穏やかに遊ぶ(相手によってテンションを使い分けている!)賢い犬が登場。人とイヌが見つめ合うことでオキシトシンも出るらしい。その癒し効果は赤ちゃんに並ぶ。まじか
すごい  なぜ人間と犬はこんな関係が築けたのか?
 
つづいて後半、ロシアで続いているキツネの研究。凶暴な野生のキツネのうち、できるだけ穏やかで友好的なものを選び、交配させていく。代を重ねるとめちゃくちゃ人懐こくなる。そこまではいいんだけど、何と変化はそれだけではない。
しっぽが丸くなったり、耳が垂れたり、顔が丸くなったり。体にまで変化が!
 
"人懐こい"という形質の遺伝を見ていたのかと思ったが、どうやらそれは本質的な言い方ではないらしい。(それだけでは体の形にまで及んだ変化を説明できない)
もっと的確に言えばこれは"子供っぽいまま大人になる"形質の強化である、ということだそう。人懐こい、好奇心、体の形、言われてみればどれも子供の特徴だ。それを残したまま大人になれる。そういう個体をネオテニー幼形成熟という。
なるほど。犬でも同じようなことが起こって、オオカミから変化してきたのだろうと説明。
そういえばイヌって人の七倍の速度で歳をとるなんていいますが、にしてはいつまでも子供っぽいなと思ってた。その素朴な感想は間違ってなかったのかもしれない(?)。
 
番組の終わりのほう。ところで人間もそのネオテニーかもしれないのだと。
なるほどたしかに。高い学習能力、共感、コミュニケーション能力など。ヒトは類人から進化する際、協力行動をとって繁殖してきたため   群に協力的なネオテニーが選ばれてきたのではないかと(こういうのを自己選抜というらしい)。
 
人がいつまでも子供の魂を忘れないこと、についての考え方がちょっと変わってくるなと思った。