Haradiary

大学院生が研究をしながら週間記録をつけています。

2021/2/22-2/28

あとひと月でここにきて一年が経とうしていて、眩暈がします。

確か引っ越してからしばらくはずっと寒かった気がするんだよな。4月なのに暖房つけてるみたいなことを書いてたような気がする。どうだったか もうしばらくは寒い夜が続くんですかね。

ただ来週あたりからはもう、夜に0度を下回ることがなくなっていくようなので、かなり救われた気分がしています。

 

この週は、なんか前に言ってたコンテストの最終審査会があって、無事に自分の出た部門で最優秀賞をいただくことができました(祝)。

これも前に書いたけど、いくつか賞はいただいてたものの一番は取れていなかったので、ついに学校側に胸の張れる結果が出せたなという安堵の心地です。副賞を二桁いただいたのも初めてで嬉しかった。今はAWSの学生アカウントを使っているので、普通にサーバ代とするのにありがたい…。

 

ちなみにAWSは学生だと100ドル分のクレジットが無料で使えるのでおすすめです。

ただちょっと仕様がややこしくて、自分のアカウントに100ドルが支給されるのではなくて(以前はこの仕様でした)、新たにAWS Educate Starter Accountというのが作られ、そこに100ドルのクレジットがチャージされます。

そしてこのアカウントのクレジットが空になるとアカウントごと吹っ飛ぶらしい。吹っ飛ぶのやばいけど、100ドル分遊ばせてくれるのは太っ腹なのでなんとも言えない。

 

今週はサーベイを頻繁にしていた気がする。英語力が上がっている自信はないけど、論文を読むのは、以前と比べると本当に楽になってきた。内容に当たりがついてるものだと、翻訳機にかけるより自分で読むほうが早いなあ、みたいな局面が増えてきた。恐ろしいものだ、、

以前はiPadで読みながら、Apple Pencilで書きこむのがベストプラクティスかな、と思ってたけど、最近はもうPDFファイルごと、Notionでメモを取りながらまとめている。もうNotionとズブズブなんだよなあ。学生終わったとしても、もう絶対手放せない、、

 

最近、細胞膜って何だろうとずっと思っていたんですが(?)、そう思いながら本屋に行くと答えてくれそうな本に出会うという、本屋あるある。

「若い読者に贈る美しい生物学講義」という本。口語で、さらっと読めそうだったので選びました。生物なんて高校一年生以来?やってないので、高校一年生でも読めそうなのを選ぶのが一番いい。

https://www.amazon.co.jp/若い読者に贈る美しい生物学講義-感動する生命のはなし-更科-功/dp/4478108307/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1614749326&sr=8-1

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絵が可愛い!

 

生物であることの条件、って覚えてますか。高校でみなさん習ったと思います。

・外界と膜で仕切られている

代謝(物質やエネルギーを循環させたり)する

・自分の複製を作る

(細かい部分が間違ってたらすみません)

これは多分、「今のところこれを満たすのは生物くらいしかいない」ということなのだと思います。例えば代謝だけに注目するなら、「お風呂の栓を抜いたときにできる渦巻き」はこれを満たすことに(多分)なります。外側から新たな水を持ってきて、それを排出しているので。でも「お風呂の栓を抜いたときにできる渦巻き」が生物なわけないですよね。「生物」を定義するのも意外に大変と。

 

歌詞を書こうとしている時に、そもそもなんで膜で仕切られた「生き物」というのが生まれてしまったんだろうと思ったわけです(やば)。私たちはいつから一人になってしまったのか。

さて、どうして生物は、膜で外界と仕切られる必要があるのだろうか。

(二)の代謝を行ったり、(三)の複製を作ったりするには、いろいろな化学反応が必要だ。膜で仕切られた内部なら、反応物質の濃度を高めることができるので、いろいろな化学反応を効率的に行うことができる。したがって、代謝や複製のためには、膜で仕切られた内部が効率的な環境なのだろう。

- 「若い読者に贈る美しい生物学講義」

なるほど。やさしくわかりやすい語り口ですありがとうございます。

生物は水中で生まれたと言われていて、おそらくその理由の一つに「水中は化学反応が起きやすい」というのがあるらしいです。水中で膜を作るとなると、何か「溶けないもの」で区切る必要がある。脂みたいなもので膜を作れば区切れるわけですね。

そこで採用されたのが「リン脂質」というものだそうです。

◯=

こんな形で、◯の部分が親水基、=の部分が疎水基らしい。親水や疎水という言葉、化学を高校でやってた人なら聞いたことあると思います。石鹸の話で出てくるやつですね。要は疎水の部分は水を弾く・溶けない性質があって、親水の部分はその逆なわけです。そんなリン脂質くんを

=◯◯=

こんなふうに並べると「疎水-親水-親水-疎水」のつながりですよね。これをたくさんまーるく並べると細胞膜になるわけですね。絵を描けばわかりやすいと思いますけどもう今文字数的に書くの疲れてきてるので頭で思い浮かべてください。

 

この「リン脂質二重層」が生まれたのは何十億年も前のことなのに、なんと細胞膜の仕組みはここから進化してないそうです。今でもほぼ全ての生物が、リン脂質を使って膜にしているとのこと。これめっちゃアツいですよね。よっぽど出来が良かったらしい。

 

生物をやっているはずの妹にリン脂質を知ってるか聞いたら即答だったので、生物やってる人からしたら常識のくだりなんですかね?他にもおもしろ知識がたくさん載ってそうなので楽しい本です。おすすめ。

生物については他にも気になることが色々あって、例えば”進化”をするときに変わりうる部分はどこなのか、とか。

偶然生まれたちょっと変な子が環境に刺さって、その変な子だけが生き残ると”淘汰”な訳だと思うんですけど、その”ちょっと変な子”って、その変化に縛りってあるんですかね。

流石にそこは変化しないよ〜とか、一気にそんなたくさんは変化しないよ〜、みたいなルールってあるんですかね。

ちゃんと基礎的なことを学ばないとこの疑問には答えられなそうだなあと、大学一年生くらいから思ってます。思いすぎでは。調べろよ。

門外漢ゆえに答えにくい(お前それは、根本的なところから一つずつ知識つけていかないとちゃんとした粒度で理解できないよ、みたいな)質問とは思いますが、もしご存知の方がいたらご教授くださるととても嬉しいです。

 

めっちゃ書いたな今回。